政治には全く興味が無いので、口を出すことでもないのですが、やっぱりちょっと気になるので、書いてみます。
マスコミ報道を鵜呑みするつもりは毛頭ございません。人気者が、何か事件を起こした時の、まさしく「蜂の巣をつついた様な」マスコミの騒ぎっぷりは、見ていて恐怖しか覚えないので・・・。おかげて、最近、本当にテレビそのものを見なくなってしまいました。
そもそも、ハラスメントにしても、おねだりにしても、当事者間の「捉え方」の問題だと思いますので、第三者がとやかく言う話では無いという認識です。そのことの良し悪しや真偽についてものを言う積りは全くございません。ましてや、当該首長さんについては、その人となりも、政治的功績も、全く存じ上げません(それはそれで、問題か?)ので、その方個人を非難する積りも、逆に擁護する積りも、全くございません。
ただ・・・
「人が亡くなっている」という事実
上述のとおり、ハラスメントそのものを論じるつもりはございません。
しかしながら、当該首長さんが関わる(と疑われる)なんらかの事象があって、そのために、人が1人、自ら命を絶つという事態にまでなってしまったという事実は、相当重たいはずだと思います。「疑わしきは罰せず。」仮に、法的措置としては、特に罪に問われることはないとしても、道義とか倫理とか、人間の感性・感情の部分において、この事実が「きちんと整理された」という認識が、少なくとも私には無いので、そもそも当該首長さんが「出馬する」という行動に出たこと自体が、甚だ疑問でした。
しかも、県民の皆さんが、「それ(出馬)」を受け入れ、あまつさえ「再選させる」と言う状況は、私には、理解不能です。
「県議会全会一致での不信任決議」という事実
まぁ、「全会一致」っつうのも「変」っちゃぁ「変」なんですけど…事実ですので。
今回の一連の報道を受けてのことだと思います。恐らくは、その報道の中身もさることながら、ここまで話を大きくしてしまったことへの責任追及の意味もあって「不信任決議」が出されたのだと認識しています。その決議の正誤は、一旦棚上げするとしても、「全会一致の不信任決議」が出ていることは、紛れもない事実です。
この状況下において、
・県議会として、有意義な議論が展開できるのでしょうか?
・首長と県庁職員は、ちゃんと仕事ができるのでしょうか?
双方にとって、そこ(仕事の場)には、想像を絶する「大きな壁」が存在するであろうことを危惧する一方、ここまでの経緯を経たうえで、これまで通り、普通に議会も県庁も「回る」「回ってしまう」なら、それはそれで、なんか、すげぇ気持ち悪い。
と書きながら、「多分、粛々と、進めちゃうんだろうなぁ」と思えてしまうところも、気持ち悪い・・・。
個人的には、なんとも釈然としない今回の選挙だった訳ですが、再選と言う結果も紛れもない「事実」ですので、当該、再選を果たされた首長さまには、県民の信頼に応えるべく、誠心誠意ご尽力いただくことを期待してやみません。
【おまけ】
選挙期間って、いろいろ五月蠅いので大っ嫌いです。
特に、朝、出勤時の駅の階段登り口で、本人と応援団が並んで「おはようございます!」とか、休日にも関わらず「うるさくして申し訳ございません」とか言いながら、拡声器でギャーギャーわめきながら走り回ってたりとか…気分が悪い!!
ですが、
今回の選挙は、そこら辺の活動を、あまり見なかったように思います。気のせい?
その点は、高く評価したいです。